2017年ブログ記事まとめ！②

「おれがついてるぜぇ。おれがついてるぜ〜」カウボーイの人形がスペースレンジャーのおもちゃと協力して困難を乗り越えている。テレビ画面に映るこのシーンは、少年がセリフを覚えるほど見ていることをボクは知って

ようやく就活戦争が終わった。先ほど正式に内定が出て社会に出れることに。とりあえずあとは卒業せねばね。さて、この経験忘れないために、あくまでも自分のためにこの一年を振り返っていこうかと思う。………………

高校時代、私の机の上には常時数冊の小説が積まれていた。暇さえあれば図書室へ通い、3冊〜5冊を借りてそれらを並行して読むのだ。なんとなく近代文学を読むのが怖くて、現代のエンタメ小説ばかりを読んでいた。し

「こちら側のどこからでも切れます」カップ麺のかやくの袋はそう主張した。ところが左上をぐいっと捻っても、その下を捻っても、ビニールがただただ伸びるだけだ。どこを捻っても裂けてはくれない。面倒になって僕は

「ずっとこのままでいいのに」君は言った。僕も言おうとした。「このままオトナになんてならずに、ずっとずうーっと明日を楽しみにしたまんま、このまんま、さ」君は笑って空を見上げる。公園のベンチに座る僕たちは

知らず知らずのうちに最後になってしまったことがたくさんある。最後に母と手を繋いで歩いたのはいつのことだったろう。最後に父に肩車されたのはいつのことだったろう。そんな過去の最後の記憶はもう決して思い出す

目を瞑る。耳には夏合宿ライブの録音が流れ込んでくる。最後のバンドが最後の曲を演奏しようとしていた。瞼の裏にはその時の光景が浮かんでいる。二週間前に終わったその夏合宿が恋しくて、俺は二段ベッドの一階で、

夏が過ぎてく。左側の車窓には夏が広がっていて、そいつは後ろに流れるように通り過ぎていく。キリンジを聴きながら北の大地を眺めていると自分が何かのドラマの主人公になっている気さえする。視聴率0パーセントの

♪もしも、ピアノが、ひけーたなら〜このフレーズで始まる西田敏行の歌がふわっと頭の中で浮き上がった。目の前には、アップライトピアノ。妹が何年か前まで毎日弾いていたその黒い巨大は、今はもうほとんど弾かれて