BABY BABY

目が醒めて僕は泣いた。
夢の中で、その夢の中でずっと、笑っていたかったはずだ。それなのにその夢を思い出せない。大切な記憶を一瞬のうちに無くしてしまったみたいに思えて夢の中の誰かに対してごめんね、と言う。
天井を見つめる。窓から差し込む日差しで眠気は溶けていく。


思い出したことはあった。おじさんともお兄さんともつかない年齢の男がしわがれた声で歌っていた。
「永遠に生きられるだろうか。永遠に、君のために」
そう歌うとニヤリと笑う。それは目の前の僕に対してなのか、僕と男を隔てる空間に対してなのか、はたまたその男自身のための笑みなのか判断はつかなかった。

僕はたまに空を飛ぶ夢を見る。風を切る感じも、宙に浮く感覚も現実と紛うほどの飛行だ。それはまるで魔女の宅急便のキキのような、飛ぶのが当然といった行為である。

今朝見た夢は空を飛ぶことに関していたような気がする。確証はない。気がするだけだ。
それでも夢の中の誰かに飛んで会いに行きたいと思う気持ちが、僕の中に少しだけ残っているように思う。
この気持ちを持ったまま、永遠に生きられるだろうか?永遠に、夢の中の、君のために。
BABY.


…………………………………
銀杏BOYZの『BABY BABY』聴きまくっていたら歌詞が頭から離れなくてそれをリスペクトしつつわけわからんもんを書いてしまった。眠いし許されたい。


甘いシュークリーム 君はシュープリーム
月面のブランコは揺れる
夢の中で僕等 手をつないで飛んでた
目が醒めて僕は泣いた
永遠に生きられるだろうか。永遠に君のために
BABY BABY
君を抱きしめていたい
何もかもが輝いて 手を振って
BABY BABY
抱きしめてくれ
かけがえのない愛しいひとよ

♪『BABY BABY』/銀杏BOYZ

そんなんだけど、イノウエは。

つれづれなるままに!ひぐらし!

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