誰でもいいんだよね。

大して好きでもない女に、
「どうして私なの?」と聞かれた。

知らねえよブス。金だけ貢いでくれ、と言いそうになって口をつむぐ。目をそらして愛想笑いを浮かべる。頭の中では誰でもいいんだよね、という言葉が駆け巡る。


タイプは、ある。
もちろんある程度の基準もある。
美人がいいし、性格が合う方がいいし、金も持ってる方がいい。あわよくば愛してくれても、いい。
でも「どうしてもお前じゃなきゃダメだ」、なんて、滅多なことでは言えない。口が裂けても言えっこない。

やりきったこと?あるよ。
得意なこと?いっぱいあるよ。
…お前との将来?知らないよ。
勝手にしてくれ。

そうしてふられ続ける。
愛する理由もない女に媚を売らなきゃ、生きてけないのだ。虚しいし、苦しい。

今夜もまた、愛する理由に頭を悩ます。

……………………
第一志望でもない会社のES書く時ってこんな気持ちになる。俺は。
ちなみに言うまでもなくこんなプレイボーイではない。誤解なさらぬよう。

そんなんだけど、イノウエは。

つれづれなるままに!ひぐらし!

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