大人になれない僕らの強がりをひとつ聞いてくれ

大人だと、思ってた。大学4年生。ほんとうに、もっと大人だと。

いつだってそうだ。

あれは小学1年生の時。班で登下校していた僕は先頭を歩く6年生のお姉さんのことを完全なオトナだと認識していた。圧倒的に次元の違う、オトナだと。実際、電柱に不注意で激突した僕を優しく手当してくれるくらいにはオトナだったのだろう。今でも当時のお姉さんより21歳の自分がコドモなんじゃないかという錯覚に陥ったりする。

高校生になった時、こんな自分が高校生?もっと大人だと思ってた、と思ってた。
大学生になった時もまた、全く同じことを思ってた。

繰り返しなのだ。いつだって。
自分と先輩を比べて足りないところに敏感になり、不安になる。そして「◯歳ってもっと大人だと思ってた。」と漏らす。

グループ魂の暴動(宮藤官九郎)と港カヲル(皆川猿時)はインタビューでこう発言している。
港:でも46歳って、もっと大人だと思ってましたよね。
暴動:想像していた46歳にまったくならなかったよね。もうちょい落ちついた感じになるのかなと思ったら、「46歳ってこんな感じなんだ? 全然変わらないじゃん」って(笑)
オトナぶったってしょうがないじゃん。
どうせ大人にはなれやしないのだから。

そんなんだけど、イノウエは。

つれづれなるままに!ひぐらし!

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