イノウエと歌⑥

「次回、最終回!」とのたまったのが遠い昔に感じられますね。お久しぶりです。最終回になるかどうかは書き終わったらわかります。

最近、「何のために歌うのか」を考えていたりする。
プロじゃないからこそ、そう考える。
もし僕がプロだとしたら「歌で食べていくため」だったり、そんな答えに帰結していくのだと思う。
でもそんな仮定はたった今において、無意味だ。現在の僕は当然TAKAじゃない。
一介の、ただ歌うのが好きなだけな大学生だ。

大学生になってから僕にとっての「歌」のあり方は色々と変容している。一周回って昔の価値観に戻ったり、また変わったり、揺れ動く。

大学一年生の頃の「歌」のあり方は最悪だった。よく覚えている。
サークル内で楽器を持たないボーカル(以下ピンボ)を志望していたから、自分以外のピンボを、大げさに言えば「絶望」させるために歌っていた。最近の言葉で言えば「マウントをとる」ってやつだ。

「あんなに歌えるやつがいるなら俺はやめとこう」
そんな風に思わせるために歌っていた。
最低だ。
自信のなさが裏返っていることに気づけてすらいない。

流石にそこからは進歩したはずだ。ボーカルの後輩ができてからは少しでも影響を与えられるように歌おうと思っていた。そこにマウントをとる気持ちは全くなかった。

しかし、サークルの後輩に影響を与える必要がなくなるこれから、僕は何のために歌えばいいのだろう。自分が楽しめればそれでもいいのだけれど何か物足りない。

歌(というかライブ)は聴いてくれる人がいて初めて成り立つのだと思う。それは楽器全般に言えるかもしれない。
目的のない中でその上達を目指すのは、試合もないのに延々と素振りをする少年のように虚しい。

褒めてほしいわけじゃない。もちろん貶されるよりは褒められたいけど、それが第一目的になってはいけない。

喜怒哀楽を揺さぶれれば。
誰かの感情が少しでも揺れるなら、そこに僕の歌が生きる余地は、多分ある。

まあ、自分で曲を作れるわけじゃないんだけどね。
所詮、誰かの歌を歌うだけの人間がそんな偉そうなこと考えるのもおこがましいわね。
そう思ってしまうから結局この議論は時間の無駄になるわけ。まあこの葛藤を書き残しておくのは無駄じゃないと思いたいけど。


……最終回になったのかどうか、知らない!



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卒論ほぼ完成ニキなので早朝からテンション高いです。クオリティはアレだけど、とりあえず終えられて一安心。細かいところを詰めるよりもストーリーを終わらせることの方が苦手だって再認識。
朝っぱらからワンオクなんて流してるから眠れそうにないね。

今が無理なら焦る必要ないけど
だけどすごいパワー持ってんだ
だから出してこう!出してこう!
見えない恐怖で歩く勇気がないんだろ?
ならば俺らが光となって
そう照らしてやる!照らしてやる!

♪努努-ゆめゆめ-/ONE OK ROCK

そんなんだけど、イノウエは。

つれづれなるままに!ひぐらし!

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