コンプレックスの話
昔からそう。はりきりすぎると大抵失敗する。
小学生の時、総合学習の授業で何かしらテーマを決めて発表する機会があった。
僕は班のリーダーになり、テーマを「歴史」にして班員を置き去りにするほどにはりきった。
でも、自分一人の力なんて大したことはない。所詮は中学受験レベルの日本史をちょっと好きだった程度。大した発表が出来なかったのは言うまでもない。
班員を置き去りにしたということもあり、割と落ちこんだのを覚えている。
大学生の現在、その傾向が垣間見えることは少なくない。
バンドメンバーには「頑張りすぎないほうが歌上手いよ」と言われたことがある。
せんせいには「素直に書いたほうが面白い」と言われた。
わかる。そういうことだ。
精一杯にがんばりすぎると大抵余裕をなくして周りが見えなくなってしまう。
歌だってこれでもかとばかりビブラート入れてでかい声出したってしょうがないし、作文だって全部の文章でカッコつけたってサムイだけだ。
でも、やってしまう。焦っているのか?
多分、そうだ。
今のところ卒業後の進路は未定で、やれることをこの瞬間でやらなくちゃという焦りに急かされる。それゆえ色んなことを一つのものに詰め込んでしまいがちだ。
オムライスとハンバーグとカレーとラーメンを一緒くたにして客に出そうとする料理人のごとく、焦っている。
オムライス、食べてほしいのだ。ハンバーグも、カレーも、ラーメンも。食べてほしいのだ。
でもお客さん、一つしか注文しないんだもん。もどかしいじゃん。
オムライスをおいしいオムライスとして作れるように、意識的にやっていかなきゃいけない。
何になるにせよね。
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